ニコニコ動画に舞い戻った女の話

 

 

昨年の夏から、ゲーム実況動画に病み付きだ。

切っ掛けは、〇〇の主役は我々だ!による、HoI(ストラテジーゲーム/ウォー・シミュレーションゲーム)*1のプレイ動画を見たことに他ならない。

www.nicovideo.jp


何故私は今更、過疎化したニコニコ動画でゲーム実況を見ているのだろうか。

それを解き明かすべく今、ブログを書き始めよう。

 

2017年の夏

毎日、なんとなくつまらなかった。

その頃の私は、熱量が長続きするものを中々見つけられずにいた。

話題の映画やソシャゲを手当たり次第口に運んでは首をかしげる日々を続け、もうこのままオタクから脱するのだろうかとぼんやり考えていた時だった。推しジャンルをなくしたオタク、言い換えれば目的の無い浮浪者のような暇人の私は、かつて愛した地、ニコニコ動画を懐古し、徘徊した。

そして、見つけたのだ。

HoI2

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衝撃だった。

これはゲーム実況なのかと問いかけた。
誰に?わからない。答えは別にいらなかった。
ハリウッドの壮大な映画のようでいて、少年ジャンプの熱い漫画のようで。過去を思い浮かべて読む歴史小説のような。

そんなゲーム実況動画に初めて出会ったのだから。


それからはもう、夢中だった。

シリーズ化されたHoI動画たちを連続再生し続けた。
寝る前に見た。起きて直ぐ見た。ご飯を食べながら見た。
夏休みで良かったと心底大学に感謝しながら、見た。
(尚、ご飯中に見るのはお勧めしない。何故なら稀に汚い為である。)

これらの動画で、まさしく彼らは"主役"だった。

窮地に現れて一気に戦況をひっくり返す。どんなに劣勢でも曲げない強い意志を示す。強大な敵に立ち向かう。

裏切り、憎しみ、信頼、協力。数々のドラマが、そこにはあった。

彼らはある時、過去の偉人の1人であり、またある時、彼らは戦場を駆ける兵士である。
彼らは総統であり、書記長であり、大統領であり、総理であり、そしてまた、1つの国である。
その実、本当の姿は(おそらく)現代日本人のゲーム実況集団。

それが、〇〇の主役は我々だ!だと、私は知った。

ゲームの中で彼らは各々一国を司り、その国の繁栄を目指していく。外交をし、貿易をし、そして戦争をして、国を大きくすることがこのゲームの本質だ。
私が思うに、これらをみる上でゲームのシステム的知識は必要ない。(とはいえ、知識があれば、それはまた違う楽しみに繋がるのだろう。)
そればかりか、もはやゲーム画面を見つめる必要さえ、ないと言えるだろう。(勿論字幕や説明文等も含め構成され完成された動画であるため、画面をまじまじと、穴が空くほど見ることを推奨したいが。)
この時点で、既知の実況動画とは一線を画している。
彼らの、殊にこれらHoI動画において重要視されるべきは、"実況者自身"の一点に尽きるのではないか。


それは彼らの言葉であり、行動だ。

何を話し、どう動くか。
それこそが見どころだと、私は考える。

ゲームの中で、時に史実に基づき、またある時には全く史実とは違う形で進んでいく歴史は、まさしく彼らが動かすものだ。
彼ら自身がどう歩むのか、いわば彼らの生き様を、私はゲーム実況動画を通して見ていた。
膨大な知識から成る言葉を操り、それぞれが自国を信じた方向へ動かす様子に、魅かれて止まなかった。
会話の内容にはどこかそぐわないようにも思える関西弁も、テンポの良い会話の中で心地よく、あれほど嫌った世界史を自らの意思で学びたい知識欲すら湧いてくる。

思うに彼らのゲーム実況は、既存の枠とはまた別の、ある一種の"作品"だ。

 

Minecraft


彼らの代表作は、先述したHoi(歴史シュミレーションゲーム)実況の他にもう1つある。

それがMinecraftだ。

私ははじめ、彼らがこのMinecraftという流行りのゲームをしていたことに対して、裏切りのような感覚を覚えた。ゲーム実況動画として革新的なHoi動画の、"他とは違う"という部分に、強い意味合いを感じていたからだ。既に予感した方も居るかもしれないが、私は面倒臭いオタクなのだ。

しかし、見てみるとどうだろう。

彼らのMinecraftは、およそ私の考えていたようなゲームでは無かった。

 

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それは対戦アクションであり、知的戦略ゲームであり、ステルスゲームである。

私の知る彼らの姿が、そこには如実に表れていた。

一人一人がそれぞれ、各々の頭脳、技術、戦法で、輝いていたから。
熱く、ドラマのある展開。目が離せない。魅きつけられる。

これは彼らの、彼らだけの、物語だ。
彼らの世界がそこにはあった。

これは本当にMinecraftか?私はまた、問いかける。
無論、答えは必要としない問いである。無意味だ。
しかし問わずにはいられない。
わかるか、この気持ちが。
見てみたらわかる。見よう。

指揮が飛び交うそこは、まさしく戦場だ。
味方を鼓舞する声。高まった気を肌で感じる。
熱い展開から目が離せない。

トーチカ?のど飴の一種か?(当然、そんなわけはない)
わたしは戦に詳しく無い。
戦術も、武器も、からっきしわからない。
それでも。
熱く燃える闘争の炎が。彼らの胸に灯る火が!
わたしを駆り立てて止まないのだ。
(個性豊かに名付けられた武器の登場するキルメッセージを見るのも楽しみの1つだったけれど、それについては涙を飲んで割愛したい。)


彼らの物語は今も続いている。

Minecraftも、HoIの新シリーズも追うことができる。そのほかにも沢山の動画が投稿され、生放送も毎週ある。悉く活動的なグループだ。

有料チャンネルがあるだとか、その会員限定でメンバー作のゲームがプレイできるだとか毎日ブロマガが読めるだとか、そんなことはきっと語る必要はないだろう。

あと言いたいのはまぁ、大百科が個性的で面白いので、気になった方は是非目を通してみて欲しい、という事だろうか。

 

随分と長くなってしまった。
以上でわたしの、〇〇の主役は我々だ!についてのプレゼンを終えたい。
いつからそんなプレゼンだったかって?それはまぁ、永遠の謎という事で。
最後に、彼らのチャンネルページを貼り付けて、記念すべきブログ最初のページを締めたいと思う。

ch.nicovideo.jp

 

 







余談(独り言)

さて。何故今、半年以上も前の事についてこんなにもつらつらと語って居るのか、正直な話、自分でもよくわかっていない。
私は今も、彼らを応援して居る。
ニコニコチャンネルに入会し、生放送を聞き、毎日のように投稿される動画を見て、メンバーのツイートを眺める。
私は彼らの動画を見て、自らの錆び付いた脳が回り出し、アドレナリンがドバドバ出るような、あの感覚が好きだった。そんな動画がもっともっと見たくて堪らない。私は強欲なのだ。
いつかまた、心臓がぞくぞくして、何度も何度も見返すような動画が新しく投稿されたら。
その時を夢見て私は、今まで言葉にしてこなかったものを、やっと形にしようと思う。
このブログはその第一歩だ。
二歩目に、私は感想を伝えよう。こんな独り善がりなものではなくて、何度も読み返して推敲した文を、メールフォームから直接送ろう。
三歩目、わたしは意見・要望をはっきりさせて、それを彼らに伝えよう。
私は今日も文を書く。私の自負する唯一の特技は、長々と意見を述べることだから。
私の人生、主役は私だ。
私がどう行動するか、それこそを今、考えなくてはならない。

 

*1:Hearts of Iron(ハーツ・オブ・アイアン、略称:HoI)は、スウェーデンのゲーム会社パラドックスインタラクティブが発売している第二次世界大戦をテーマとする歴史シミュレーションゲーム、戦略級ウォー・シミュレーションゲームのシリーズ。